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箱根山噴火警戒レベルに見る御嶽噴火の不都合な真実 [災害]

気象庁は2015年5月6日、火山性地震が増加しているとして、箱根山(神奈川、静岡県)の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
同日午前6時すぎ、火口周辺警報を発表しました。

地元ではロープウェイを当面運休としましたが、風評被害を含めて観光への影響を危惧している町長の苦い表情が繰り返しテレビで放映されています。
観光か人命かと問えば、答えるまでもなく人命なのですが、噴火のリスクが低いのであれば立ち入り禁止にはして欲しくないというのが偽らざる心境なのだと思います。

こうしたことが草津や阿蘇、そして近い内に富士山で繰り返されることになるのも、昨年の御嶽噴火の気象庁(火山噴火予知連絡会)に原因と責任があります。

2014年9月27日、7年ぶりに噴火を起こした御嶽山。
気象庁の担当者はすぐさま会見を開き「噴火の予知は現在の技術では困難です」と言い切りました。

ちょっと待ってください。と会見場にいたマスコミ各氏には頑張ってほしかったところだが、あれほどの被害が出る災害の予知ができないとのたまわれたのです。
だったら日本中の活火山は、少なくとも入山禁止にしないと危ないのではないでしょうか!

素人でも最近の地震予知は進歩しているのはわかります。
地震警戒予報が出されたり、震源地にいても感じないような地震の震源地を含む詳細なデータが公表されています。
それなのに、あんな大きな噴火が起きているのにわかりませんでしたはないと思います。

ちなみに予知はできないと言っている気象庁は、噴火の15日前にこんな発表をしています。
・御嶽山では、9月10日昼頃から剣ヶ峰山頂付近の火山性地震の回数が増加しており、昨日(11日)は85回発生しました。火山性地震の日回数が80回を超えたのは、2007年1月17日以来です。
・地震の振幅はいずれも小さく、火山性微動は発生していません。
・噴煙の状況および地殻変動に特段の変化はみられていません
そして結論として警戒レベルは平常としています。

ただこの報道を見て、一般の方が御嶽は噴火するかもしれないから危険だとネットに書き込んだことが「すわっ!予知能力者か!?」と噴火後に話題になりもしました。

これに懲りているのか、御嶽の話を持ち出されたくないのか、箱根山ではそそくさと警戒レベルを上げています。

最後に、この気象庁火山噴火予知についている予算ですが、内閣府の資料では火山災害対策用として
・火山噴火予測に関する基礎的研究に1千8百万円
・火山現象に関する研究に2千4百万円
・海域火山噴火予知の推進に1千2百万円
おそらくこれ以外にも違う名目で数千万円の予算がイロイロあるのではないかと勘繰ってしまいます。
予知もできない人たちに、こんな予算はいらない。と思うのは私だけでしょうか?




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