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ステック型超小型PC インテル「Compute Stick」発売延期の理由? [IT]

インテルが2015年4月23日、HDMIスティック型の小型PC「Compute Stick」の発売を延期すると発表しました。
発売直前になぜ延期?
そのあたりの事情を調べましたのでレポートします。

おさらい:ステック型超小型PCとは
見た目、USBメモリよりちょっと大きめ
これをデジタルテレビのHDMI端子に接続するとPCとなるのがスティックPC
実は、この手の製品は昔からあり、HDMI端子接続の前はUSBでPCに寄生するものなどもありました
用途は、昨日限定割り切りPCとして、ブラウザ専用、メールのコレポン専用でした。
それは超小型化するために、性能や拡張性を割り切り制限していたためです。
ところがCPU、メモリ、無線I/Fの技術革新が進むにつれ、あるレベルの性能をスティックPCに盛り込むことができるようになりました。
またデジタルテレビ、LCD、プロジェクターなどに画像+音声をI/FできるHDMIが普及しているのも追い風となっています。

インテルのステック型超小型PC「Compute Stick」とは
インテルのスティックPCといっても、突如革新的な登場と言ったわけでもないのですが、CPUベンダーであるインテルの製品というブランド感、安心感で発売を待っていた人が多いのだと思います。
俗にいう「インテル純正」というイメージです。(だからといって他社のものは「不純」ではありません)
ちなみに発売延期の発表は以下の通り
・HDMIスティック型の小型PC「Compute Stick」の発売を以下に延期
・Windows8.1モデル:2015年4月30日発売を5月12日発売
・Linuxモデル:2015年4月30日発売を延期。発売時期は後日案内
・発売延期理由:製品出荷前手続きに時間を要しており、また十分な供給量を確保するため

他社に類似製品はあるか
・もちろんあります。むしろインテルは後発です。
・日本製といいますか日本の会社がお望みでしたらマウスコンピューターが結構販売に力を入れています。
・OSもWindows8.1の他にLinuxやAndroidなどを選ぶことができます。

インテル「Compute Stick」の発売延期の理由は
・電子機器の発売を直前に延期する際は、不具合が見つかったというのが通常です。
 (不具合を通常と言って良いかは別として)
・ハードウェアの不具合であれば、早くても月単位の遅延になりますが、ソフトウェアの場合、製造工程でソフトウェアの更新で対処できるので週単位で対応可能です。
・他には部品が不足して生産ができないということもあります。
 (洪水や停電で部品製造工場の出荷が止まってしまったという事例がありました)
・今回のインテルの「Compute Stick」では、2015年4月30日の発売を5月12日にしています。
・私の個人的推測ですが、「製品出荷前手続きに時間を要している」という説明は、製品製造工程でソフトウェアの更新をかけることになった(業界ではリワークという作業)ためと思います。
・この種の製品は、ネットに接続して使用するものなので、出荷後にユーザーに更新してもらっても良いはずですが、きっと本質的(ある意味致命的)な不具合であってものと推測します。















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