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2016.6.10:冥王星のウルトラ超高解像度最新カラー画像 [冥王星]

[NASA記事掲載日]:June 10, 2016
[NASA記事名]:The Jagged Shores of Pluto’s Highlands

Image Credit: NASA/JHUAPL/SwRI
Last Updated: June 10, 2016
Editor: Bill Keeter

[要約]

NASAの探査機ニューホライズンズに搭載されている複数の測定器、LORRI、Ralph、MVICなどからの最新のデータを組合わせ画像処理した超高解像度画像です。

冥王星の氷原が険しい山地に接する海岸線の部分に、深さ3Kmというグランドキャニオンの2倍の深さの峡谷ができています。

krunmacula_context-20160609-sml.jpg
 
超高解像度画像はこちら:冥王星のウルトラ超高解像度最新カラー画像
 
 
[記事日本語訳]

冥王星地表の茶褐色の色は、冥王星地表にひろく存在しているソリンという複雑な構成の粒子によると考えられています。クルム・マキュラは、非公式名称でスプートニク平原と呼ばれるところの周囲より1.5マイル(2.5キロ)高いところにあり、直径5~8マイル(8~13キロ)、深さ1.5マイル(2.5キロ)のほぼ丸い穴が集まった、凸凹の激しい地帯です。

スプートニク平原との境界の地帯では、長さ25マイル(40キロ)以上、幅が12.5マイル(20キロ)、深さがほぼ2マイル(3キロ)に達する峡谷を形成していて、アリゾナ州にあるグランドキャニオンのほぼ2倍の深さです。そこでは地表が窒素の氷で覆われています。科学者たちは、どのようにしてこうした地形が形成されたのかは謎ではあるのですが、内部地殻変動というよりは地表近くでのガスや氷の崩壊によるのではないかと考えています。

この画像は、2015年7月の冥王星最接近時に得られた様々な種類のデータから作られています。画像の右半分は長距離望遠カメラ(LORRI)のデータで、冥王星最接近の23分後に9,850イル(15,850キロ)の地点から解像度260 feet-(80 meter-)で撮影したものをベースにしています。左半分はLORRIのデータで、最接近の約23分前で、冥王星から5,470マイル(24,900キロ)の地点から解像度10 feet-(125 meter-)で撮影したものです。

これらの画像は、ニューホライズンズで撮影した中でも最高か、2番目に高い解像度のものです。その画像全体にラルフ/マルチスペクトルカメラ(MVIC)で最接近の45分前に冥王星から21,100マイル(33,900キロ)の地点から解像度2,230 feet-(680 meter-)で撮影したデータを使って着色画像処理しました。

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