2016.05.28:冥王星のハートマークは宇宙の暗闇に明かりを灯す「ラヴァランプ」 [NASA]
NASAが冥王星の新しい記事を掲載しました。
冥王星のハートマークは、地下から次々に新しい窒素の氷が表面に出てきていることが最新のコンピュータシミュレーションで確認されたそうです。
NASAは、科学者たちが冥王星のハートマークを暗闇に明かりを灯しているラヴァライトに例えていると伝えています。
ん?ラヴァライトって何だ?
詳しくはこちら:冥王星のハートマークは宇宙の暗闇に明かりを灯す「ラヴァランプ」
[NASA記事掲載日]:June 2, 2016
[NASA記事名]:Pluto’s Heart: Like a Cosmic ‘Lava Lamp’
Credits: NASA/JHUAPL/SwRI
Last Updated: June 2, 2016
Editor: Tricia Talbert
[記事訳]
冥王星のハートマーク:宇宙の「ラヴァランプ」のようです
冥王星の大部分を占める、氷の地表は、ラヴァランプのように、常に古い氷と、新しい氷が、対流のプロセスにより入れ替わっています。
NASAの研究チームは、昨年NASAの探査機ニューホライズンズが収集した地形データと組成データを組み合わせコンピュータ処理し、冥王星のスプートニク平原と呼ばれる大きな平地であるハートマークのところで、窒素の個体の氷の深さと、氷の移動する速度を算出しました。この研究はNature誌の6月2日号に掲載されています。
「冥王星に実際存在している氷の地表の奇妙な造形について、初めて知見を得ることができました」と、セントルイスにあるワシントン大学のウィリアム・マッキノンが言いました。
科学者たちは、最先端のコンピュータシミュレーションにより、スプートニク平原を覆う氷の10~30マイル(16~48キロ)幅のセルが循環したり、撹拌したりする様を100万年未満の時間軸で検証しました。そして、その結果はまた、冥王星内部では想像を超えて活発な地殻変動が起きており、太陽系外の他の天体でも、おそらくは同じようなことが起きているのだろうということを示してもいます。
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