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X線観測衛星「ひとみ」の報道に見るあきれた視野の狭さ [ニュース]

ASTRO-Hと呼ばれ、日本、アメリカ、欧州、カナダなどの関係各国のノウハウと技術者と資金を集大成したX線観測衛星が打ち上げられました。
打ち上げが成功し「ひとみ」と名付けられました。
欧州やカナダなどの関係各国、特に日本とアメリカの技術者たちの情熱と最高の技術と、少なくない資金が投じられています。

ところがJAXAの広報が悪いのか、マスコミがおかしいのか、ASTRO-Hの報道にはあきれるばかりです。
あきれた報道とはこちら
 ↓  ↓  ↓
「X線衛星 日本の家芸復活」
「再び世界をリードする研究成果が期待できそうだ」
「観測の精度と視野強み」

まるで日本が独自開発して、世界をリードしているような論調の記事が並んでいます。

ちなみに今回のX線観測衛星のデータは世界中の公募研究者で分析するもので、日本とかナショナリズム風のセクショナリズムの入り込む隙間はありません。

特に心臓部のX線の目にはNASAの高度技術が実装されており、もちろんアメリカで作られています。日本のカメラに関する技術とのコラボでデータ化するそうです。
microcal_sxs.jpg

ちなみにNASAはこの衛星に約80億円投資しているそうです。

金星気象観測衛星「あかつき」のおそまつな一件もそうですが、「日本が」という時代ではないです。

日本人宇宙飛行士がアメリカで訓練して、NASAの宇宙船で国際宇宙ステーションに行き、ロシアの宇宙船でウクライナに戻ってくる時代です。

日本人の一般市民は賢明です。
ネットで世界情勢も把握しています。
あまりに時代錯誤の恥ずかしい報道はやめ、視点を広くを切に願いたいです。


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