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アメリカ最新ニュース解説 カリフォルニアの干ばつ カリフォルニア 干ばつ アーモンド、グレープフルーツに影響 [abcニュース]

ABCニュースはアメリカカリフォルニアの干ばつの影響を伝えています。
その概要と日本への影響をについて解説します。
ニュース概要:カリフォルニアの干ばつ
節水
・カリフォルニア州における干ばつ状態はすでに4年目になっている
・カリフォルニア州中央部の町では水源が枯渇してしまい、水道水が出なくなっている町が出てきた
・カリフォルニア州知事名で強制的節水が発表された
・違反行為には罰金が科される
火災
・ほんの小規模な火災が、乾燥した草木が燃料となり、一気に山火事に拡大する火災が発生している
・1,000 acres(約400ヘクタール)が一気に焼けてしまうという状況
・今年で3,000 acresがすでに焼けてしまっているが、それは過去5年間の平均の3倍に達している

ニュース解説:
・カリフォルニアの記録的な干ばつは4年目
・すでに2014年当初から「500年に一度の大干ばつ」と警鐘が鳴らされ続けている
・節水の規制では、道路への水まきや車の洗車で水を使うと500ドル(今だと5万円強)の罰金が科される
・影響としては、人間の生活もそうだが、農業生産に与えるインパクトが大きい
・グレープフルーツ、トマト、アーモンドの生産に影響が出ている ⇒ したがって農作物の販売価格が高騰する
・牛の牧畜にも影響が大きい ⇒ 牛肉、牛乳、バター等の乳製品の生産量が激減 ⇒ 販売価格が高騰する
・ナパバレーで有名なワイン醸造もブドウの生育に影響が出ている
・そうした被害額は17億ドルを超え、失業者は数千人にのぼると見られている
・ここ数年の干ばつはカリフォルニア州に限ったことではないが、アメリカの農業生産の一大拠点であるだけに天候の推移を固唾をのんで見守っている
・干ばつの理由は地球温暖化による異常気象ではないかと言われているが、少なくともアメリカ内ではメジャーな意見ではない

日本への影響:
・アメリカの農業生産物に依存している日本の消費社会は、輸入量の減少と価格の高騰に、今後は今以上に直面してゆくことは間違いない
・ワインのように代替商品が他の国から輸入できればよいが、グレープフルーツやアーモンドなど代替輸入が困難な物も多い
・実は日本政府(日本農家)にとって好都合な側面もある。それは「米」!
・TPPの交渉大詰めではあるが、現状ではアメリカが米を日本に輸出することは不可能に近い
・TPPがどんな結末になるかはわからないが、いずれにしてもカリフォルニア米が日本小売店に出回ることなど有りえない。それほどカリフォルニアの干ばつは深刻である

ちなみに日本では2015年4月は異常に雨が多く、逆に農作物に日照不足という危険性が生じている









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